23時06分

顔についたうざったい髪の毛を払い取るように自分の気持ちを書き残そうと。

2017/09/17:嘘

K子の様子がおかしいので

それとなく探りを入れたら

どうやら元彼の浮気が原因らしい。

 

どうやら何股もしていたようで

それが原因でショックを受け

体調を崩してしまったそう。

 

仕事もまともにできなくなってしまった彼女が気の毒になり

ガツンと一言言ってやろうと

その男の元へ行ってきた。

 

すると茶髪のウェーブがかった髪の女が

その男の部屋にいた。

佐藤江◯子似のまつげバサバサの厚化粧女で

いかにも遊んでそうな人。

 

「今俺こいつがいるんで。」

「こいつだけは特別なんで、他の女との関係も切ったんですよ。」

「真面目な恋愛的なの始めちゃおっかなって思って?」

 

まるで自分がK子にした事を忘れたかのように

にやりと笑う姿を見て

心の底から怒りが湧いてきた。

 

「あ、もし何かほかにあるんだったらココに連絡してくださいよ。」

 

電話番号をサラサラと紙に書き、ピッと私に渡してきた。

 

パシャッ。

 

『やっとその番号分かったわ〜。』

『めっちゃ時間かかった。本当ガード固過ぎ。』

 

『あたし、K子の妹。あんたの人間関係ぐずぐずにするためにわざわざ近付いたんだよ、気付かなかった?』

『あんたが切ったって嘘ついた女達も、会社の人も、みーんなあんたが嘘つきだって知ってるよ。』

 

『もちろん、あんたの奥さんと子供もね。』

 

『今後の連絡はそのメインのケータイにするから。』

 

『逃げんなよ。』

 

 

そう言うと彼女は長い茶髪のウィッグをバサっと投げ捨て、颯爽と部屋から出て行った。

私もその後に続いて部屋を出た。

 

あっという間の出来事だったので、男がどんな顔で彼女の話を聞いていたのか見れなかったのが悔やまれる。

 

K子は今、笑顔で過ごしている。

その傍で何事もなかったかのようにK子の妹も笑っている。

 

 

「嘘」

2017/09/17 08:28