23時06分

顔についたうざったい髪の毛を払い取るように自分の気持ちを書き残そうと。

2017/08/13(1):はなさない

ふと顔を上げると、そこは今までに来たことのない場所で、一瞬頭がパニクった。
声を出そうにも、頭と心がリンクしておらず上手くできない。
とりあえず周りを見渡すと、そこは沼地のような場所だということが分かった。
時間帯はおそらく夜。地面は湿って黒くなっており、まるで一つの箱の中に閉じ込められているような感じがした。

少し離れたところに人がいた。普通ならこんな場所にいるような人には怪しすぎて声をかけないはずだが、よくある話だがその時は不思議と声をかけなければいけない気がして、ゆっくりとその人の方へと向かった。
黒髪短髪で眼鏡をかけた細身の男性だった。よく見てみると、赤ん坊を抱いている。
赤ん坊は眠っているのかとても静かだ。
声をかけてみようと思ったのだが、その男性はなぜか体の大半が沼地に浸かっており、まるでこのままその沼に身を沈めようとしているかのようだった。
こんなにも体が沼に浸かっているのに、なぜそれに気が付かなかったのだろう?
言い知れぬ恐怖を感じた私は、彼の顔も見ぬままその場を急いで離れた。

その沼から少し離れたところにボロボロの家のようなものがあった。見たところ、小さな診療所のようだ。
案の定、一人の看護婦がいた。顔はなぜだか霞んでおり、よく見えない。
彼女の前には妊婦を乗せた担架が一つあり、おそらく臨月に入ったであろう大きな腹を大事そうに撫でている。その看護婦はどうやらその妊婦を外へ連れて行こうとしているらしい。
なんとなくその様子を見ていると、その診療所の横にある井戸から、黒く長い髪を垂らした女が出てきている。しかし、何の音もしない。
早くここから逃げないと…だが、この妊婦を助けなくてはと思った私は、急いで担架を運ぶ手伝いをしに行った。すると看護婦はいつのまにやらそこから逃げ出しており、がらんとした診療所の出入り口に放置されていた。

後ろからは髪の長い女、目の前には動けない妊婦、自分以外に誰もいない。
このままだと皆やられてしまう。
そう思った時、担架に乗った妊婦が強く私の腕を握りながら、白く濁った眼を私に向けてこう言った。

「はなさない」

2017/08/13 14:35

 
夢って各シーンが意外ととびとびで、物語としてまとめると流れが不自然で微妙ですね。

これは私が小さい時に見た夢です。たしか小学校高学年くらいだったと思います。
当時リ○グのさ○子が本当に怖くて怖くてしょうがなくて、何かしら影響を受けてこんな夢を見てしまったようです。
オチが弱くて話としては全く面白くないのですが、当時この夢を見た私はそのあと人生初の金縛りにあって、汗びっしょりになりながらひたすら「私には何もできません、私には何もできません」と心の中で唱え続けました。

夢日記をつけると心を病むと聞いたことがあるので夢の話を書くか悩んだのですが、この夢だけは社会人になった今でも覚えているので書き残しておこうと思います。